通院記録

真性多血症と指定難病の天疱瘡

mugirikuto32

この日はくまちゃん、ウイルス検査にやってきました。

シェルター移転後ということもあり、転院し健康状態もチェックだ!
ということで採血するも中々血液が採れず、、、
後述(※1)のくまちゃんのこれまでの経緯を先生に説明し、採血に臨みましたが針を刺して血液を抽出しようと吸引するも、注射器の内側に血液が昇ってこない。貧血の子はこういうことがよくあり、手指を揉めばなんとか採血できますが、
くまちゃんの場合は、揉んでも中々十分な量を採血するのに結構な時間がかかりました。先生が工夫しなんとかエイズ白血病検査はできることに。

獣医いわく、『真性多血症の可能性があります。真性多血症は予後が悪いです』とのこと。
赤血球が過剰に生成され血管内でドロドロな血液になるために採血が難しいのではないか?という見解でした。

予後が悪いというのはなんとも、、、くまちゃんのためになんとかならないか、テンちゃんやくうちゃんと同様に試行錯誤することになります。

もう一つ、くまちゃんのケアをしていて気になっていたことがあり
鼻にずっとカサブタのような血の塊?のようなものがあるんです。保護当時、鼻に喧嘩による切り傷があったのでこの塊も喧嘩で出来たものか?と思っていましたが治りがかなり遅い。鼻くそかと思い専用のウェッティで取るも気づいたらまた出てくる。
心配なので念には念を獣医に聞いてみると、

これは、『天疱瘡(てんぽうそう)の可能性がありますね。難病に指定されています』と。

難病か。確定には血液検査などが必要なのですが、なんせ採血が出来ないので困った。
とりあえずくまちゃんの血液検査は体調を考慮して、日を開けて状態をみながら実施することになります。

後述(※1)
くまちゃんは保護当時のエイズ白血病検査にて、中々採血が出来なかった子です。
当時の先生いわく採血をするために針を刺そうとすると、『血管が左右に移動して針が刺さらない』と。
血液がドロドロの場合、高血圧で血管が左右に動く場合があるようです。
いざ針を刺し採血するために吸引しても、なかなか血液が抽出できない。当時の先生もこれには?
なんとかエイズ白血病検査をするために数分格闘して採血できたわけなのですが、、、

実はくまちゃんは、駆虫薬を打つだけで副作用の影響かグッタリしていたことがあります。極めつけは去勢手術後にもグッタリ元気減退・食欲減退が顕著に表れるのがくまちゃんのケアで日頃から気にかけている部分です。
(このような経験から、駆虫薬やワクチン一つ打つだけでもかなり慎重に個々の状態をみてから判断するようにしています)

そもそも採血自体が困難&副作用の影響もあり、血液検査とワクチンが出来ていないくま殿。今回のウイルス検査にて、量を採ることが出来れば健康チェックも兼ねたいなと考えていたのですが、、、難しいものですね。

まあ、なんとかしますよ。くまちゃんの通院報告でした。

この記事は2023年7月20日に作成いたしました。
シェルターの猫ちゃんのケアを最優先に、各SNSの更新、YouTube動画編集、その他事務作業などをしていますので
手の空いたときにブログを更新しています。何卒、ご容赦ください。

プロフィール
深代 吏功斗(にゃんとりすけ🐈🐿🐢)
深代 吏功斗(にゃんとりすけ🐈🐿🐢)
保護猫シェルターにゃんと 代表
2021年3月に縁あって群馬へ移住しました。 物件の周りに猫が20匹以上も大量繁殖しており、移住当初の目的が動物の傷病治療のサポートをしたく動物看護師の資格取得のためで、今の自分にできることはないと見て見ぬふりをしていました。しかし、目の前で亡くなっていく命を目の当たりにして資格取得は一旦保留に、この子たちと向き合うことにしました。1人で現場での活動を始め、後に保護猫シェルターにゃんとを設立。
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